ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
だけど目をそむけてはいけない。

まっすぐ見なきゃ。

これから毎日顔を合わせるんだもん。

軽く会釈をしてもう一度ヒロくんを見ると、ヒロくんはじっとわたしを見つめていた。

ヒロくん……

ドキンと高鳴ってはいけない胸がなる。

でも、だめだめだめ!

もう好きになっちゃだめな人なの!

そう言い聞かせる。

そうだ、お茶出ししなきゃ!

わたしは逃げるように給湯室に向かった。



なんだったんだろう?

あの瞳。

焼き付いて離れない強烈なヒロくんの視線は、わたしの胸の中で悪さする。

はぁ……

ヒロくん、ひどいよ。

自分ばっかり立派になっちゃって。

ヒロくんはかっこよくなっただけでなく風格が出てきて、昔とは比べ物にならないくらい大人の魅力がそなわった男になっていた。
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