ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
背後に感じる不穏な空気とその声に振り向くと。


「俺、これから出かけるんだ。図面のチェックをできればすぐにしたいんだけど?」


ヒロくんが厳しい口調で言った。

だけど加藤さんに頼まれたお仕事を優先したため。


「ごめんなさい。まだ途中までしかできていません」


そう言ったら。


「じゃあ、できたところまででいいから出力して」


淡々と言われてしまった。


約束は今日中だったけど。

もう夕方の4時だし、この時間に終わらせておかなければいけなかったのかもしれない。

そうだねよ。わたしが修正を入れた図面をチェックする時間もほしいもんね。

そういえば、楓ちゃんに電話したのかなあ?

今日は楓ちゃんと会うんだよね?

だから残業をせずに早く帰りたかったんだ。
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