ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「…」


わたしは言葉を失った。

イチャイチャって……なに?

それ本気で言っているの?

ひどい。

ひどいよ。

わたしがいつイチャイチャしていたの?

今日の昼休みの児島さんとのこと?

それとも世良課長とのこと?

でもどちらにしてもイチャイチャなんてしていないもん!


「西倉、いくらなんでもそういう言い方はないんじゃないか? 谷本さんはまじめにやっているよ。西倉に批判されるようなことはなにもないよ」


ヒロくんのただならぬ雰囲気を感じとってか加藤さんなりのフォローが入る。

だけど後輩であるヒロくんが怯むことはなかった。


「でも谷本は成長していないですよ。3年前とほとんど変わっていないですから」


めちゃめちゃキツイ。

だけど。

遠慮など微塵も感じさせない真正面からのその言葉に、せめて同僚としての愛情だけはありますように。

そう願っていた。
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