♥ラブ・ルーム♥ー甘いキミとの奇妙な監禁生活ー


『FROM:結菜

唯斗…今から会えない?』


結菜からだった。

いたってシンプルな彼女からのメールを不思議に思った。

いつもの彼女のメールなら、どんなに短い文面でも、絵文字やらデコ文字やらで画面が騒がしいからだ。



『TO:結菜

いいよ。どこ、行けばいい?』


『FROM:結菜

○○公園。早く来て。』


また絵文字のない彼女のメールに、なんだか胸がざわついた。


「よし、モンブラン走るぞ!」


携帯をポケットにしまうと、俺はモンブランと公園へと向かい走り出した。


.
< 4 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop