男のなかのオトコ
この親共は…
「まぁ冗談はさて置き、おまえはこの道場を継ぐために強くならなくてはならない、だから男子校に行って男らしくなってこい」
私のなにかがキレた音がした。
「ふ、ふざけんなぁぁぁぁぁ!!!私はれっきとした女だ!男子校なんか行かない」
「そんなこと言ったってもぉ入学手続きしてきたからもぉ行くしかないぞ」
そ、そんなぁ
「まぁまぁ春ちゃんもぉ決まったことだからしかたないわよ、これ春ちゃんに、はいっ」
手渡されたものはウィッグと学校の制服だった
「こんなの私着ないし」
私の精一杯の抵抗だったすると母さんは涙目で訴えてきた。
「春ちゃん、ごめんね、そんなに嫌だった?春ちゃんにもっと強くなってほしくて…」