男のなかのオトコ

私たちわは?マークを浮かべながらバスに乗り込んだ。

「みんな乗ったか?、んじゃ行くぞ~」

「「「おーーー!」」」


バスの中ではみんな思い思いにしゃべっている。

私の隣は…

「~~~ZZZ」

陸また寝てる!!!
…しっかしよくそんなに寝れるなぁ(笑)
私は苦笑いを浮かべた。

………やっぱり綺麗な顔してるなぁ…
高い鼻、薄い唇。茶色の髪の隙間から見える長いまつげ。

じっと見てると陸がうっすら目を開けた。

「…………何?」

「えっ、いや、べ…別に」

「ふ~ん」

陸は再度眠りはじめた。
び、びっくりした~
なんか私変態みたいじゃん!!!

心の中で叫んでいると私の左側の肩が妙に重くなった。

………?!

私の肩に陸が寄りかかっていた。

「ちょっ、おい陸?!」

「~~ZZZ」

ダメだ起きない…
…はぁ、まぁいいか


私もバスの揺れぐらいが気持ちよく感じ寝てしまった。





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