溺愛彼氏×ドジな彼女
*第10章*
バトル開始£佑斗
「…莉音は、わたさねぇし。」
そう言って、俺は莉音を抱き寄せる。
「いいねぇ^^
強そうなほど燃えるよ。
…じゃあ、莉音。
僕のことちゃんと、考えてね」
「っ…」
言葉に詰まっている莉音。
「…郁クンって、意外と…腹黒…」
「ン?
なんか言った、凛チャン^^」
「…いえ…何も…^^
ねぇ、望クン?」
「おっ、おう^^;」
笑顔が引きつっている望。
「そぅ、ならいいんだ^^」
郁って、見た目可愛い系だろうけど…
中身は…。ってことか…。
意外と、積極的っぽいし。
はぁ…新学期いきなりライバルかよ…。
まぁ、どんな奴でも俺は莉音をわたさねぇけど。