VS.サンタ【短編】
絶望的な叫び声を上げながら連続的に斬撃を繰り出すが、すべて特殊警棒で受け止められてしまい全く届かない。

そして幾度目か打ち合わせた時、遂に決着が着いた。

どうやったのか右手の警棒一本で僕の手から刀を弾き飛ばし、左手で殴りつけてきたのだ。

弾かれた刀は壁に突き刺さり、ヤツの拳は僕のアゴにヒットした。

ボクシングでいうトコロのチンに一撃を食らって僕の脳ミソは激しくシェイクされ、三半規管は機能しなくなってしまった。

そして立っていられなくなり僕はとうとうダウンしてしまったのだった。
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