はだかの王子さま


「キングダム・リゾートは、悪いことをした人が流される、島流しの島!?」

 玄関先での騒ぎの後。

 リビングに移動して、改めて話を聞いて、わたし。

 びっくりして、思わず大声を出したら、星羅は、悲しげにうなづいた。

「うん。
 悪いこと、って言うか。
 ビッグワールドを治める王にとって、気に入らないコトをしでかしたヤツや、ヒトを追い払う場所が、この世界なんだ」

 そこまで言って、星羅はでもね、と肩をすくめた。

「この世界の日本や、他の国の法律に共通するような、盗みやら殺人なんて罪を犯した人もいることは居るけど。
 大半は無実で、王が嫌ってるだけの者が多いんだ。
 あの、デッキブラシみたいに『醜い』って言われたヤツとか。
 ……とっくに大人になっているくせに、なかなかヒューマン・アウトできなかったヤツとか」

「ヒューマン・アウトできなかったって人間の姿になれないってことでしょう?
 星羅もそれで、島流しにされちゃったの?」
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