ヤンキー少女は恋をする!?①
「協力・・・・・?無理です」


「いや、茹月受けようよ。しょうがないじゃん?茹月は有名な警視総監の娘でもあるんだから
引き受けないとだめじゃん。ね?あたしも手伝うからさ」


「いやいや、警視総監の娘とか関係ないから。普通、もっと上の人に頼みますよね?」


「茹月の父親は最も上の警視総監じゃん!」


「でもさ~、あたし受ける気な・・・・・・」


「はいじゃあ、協力頼まれた人のところ行くよ~」


夏帆に腕を引っ張られて、その協力を頼んできた人のところへ向かわされた。


ところで・・・・・なぜ電車?


この県内じゃないのか!?


ていうか、学校にかばん置きっぱなしじゃん!!


夏帆め・・・・・覚えとけよっ!


電車に乗り始めて1時間がたった。


「茹月降りるよ」


「ていうか、ここどこ?」


首をかしげながら聞いてみた。


「あー、ここは隣の県の静岡だよ」


「へー・・・・・・えっ!?静岡!?」


「あれ?うち三重って言った?」


愛知にどうやって帰るんだよ!


1時間って・・・・・早くね?


普通って1時間半~2時間かかるよな?


「よし!じゃあ協力を頼んできた警視総監のところへ行くぞ~!」


また、夏帆に引きずられて連れて行かれた。
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