ヤンキー少女は恋をする!?①

性格が変わる

「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・」


ていうか、○○市の○○店って言われても、どこかわかんねぇーよ!


もうちょっと詳しく書いて送ってくれればいいのに・・・・・・。


世話が焼けないタイプか。


あっちこっちに行ってたらもう大変!


道に迷うばかり・・・・・・。


だから、もうちょっと詳しく書いて送ってほしかったのに。


どこから来たかわかんねぇーじゃん!


その時―――――――――――


「あれ?羽並さん?」


後ろから声をかけられた。


「君・・・・・・」


「あ、ごめんね?道迷っちゃったでしょ。それと、足大丈夫?」


「へ?」


「ほら、足赤くなってるじゃん」


「あ、本当だ・・・・・。教えてくれてありがとう。“榊原君”」


「そんなの言わなくていいよ」


ニコニコしながらあたしに近づいてくる。


なんか・・・・・オーラがやばい。


なんで近づいてくんの?


まさか、あたし襲われてんの?


離れろよ・・・・・。


離れろよっ!!


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