過去より、もっと良い恋をあなたと・・・
私はいつもより早く学校に行くことにした。
『おはよ~愛菜、早くない?』
真海も十分早いと思うけど。
『おはょ♪今日はちょっと・・・』
『ちょっとって?何か合ったの!?』
真海には話そう。
『うん。実は、俊が留学するみたいなんだぁ~』
コレには真海もビックリしてるみたい。
『えぇ!?マジで・・・』
『なんか、本当っぽい。』
『ちょっと待って!ぽいって何?』
『本人が言ってくれた訳じゃないんだよね・・・』
それにしても、教室に私と真海しか居なくて良かった。
こんな話、他の人に聞かれたくない。
『じゃあ、誰から聞いたの?』
『ドイツから戻ってきた俊の友達。確か、大渕アキラだったかな!』
『今、大渕アキラって言った?』
『言ったけど、どぉして?』
いきなり、どぉしたんだろ?
知ってるのかなぁ・・・
『その人ってもしかして、大渕財閥の息子さんじゃない?』
あっ!
だから、どっかで聞き覚えが・・・
『そうかも知れない!その人、ウチに転校してくるよ。』
『えぇ!?・・・駄目だ~』
『なにが?』
真海は大きなため息をついた。
『朝から刺激が強すぎる・・・』
『真海?』
寝ちゃったね(笑)
まぁ毎朝頑張って早く着てるもんね!
おやすみ、真海。
それから30分後・・・
俊は登校してきた。
『俊!』
『愛菜。おはよ~』
『おはよ!話あるんだけど良い?』
俊が頭をかいた。
『今じゃなきゃ駄目?』
『ダメ!』