愛玩~夢幻の秘密~

「柚夢も色々あったからな…。」

「いろいろ?」


「大好きだった女の子にコクられて、それに気づかなくて笑ってフッたんだ。気づいた時にはその子はどこかに行ってしまって、向き合えないのだろ?恋をして無くすのが怖くて逃げているだけだ。」


意外…。


鷹都から、こんな話が聞けたのもびっくりだけど。


柚夢もまともな時期があったんだ。


しかも、コクられて気づかないって。


恋するのが怖いって。


絶対に見えない。


「だから病気なんだね。」


納得。


「そうだろ?」

「うん。郁人は…。」


自分でも不思議。


なぜか話しちゃいけない気がして。


急に口を閉ざした。

< 143 / 412 >

この作品をシェア

pagetop