愛玩~夢幻の秘密~
「柚夢も色々あったからな…。」
「いろいろ?」
「大好きだった女の子にコクられて、それに気づかなくて笑ってフッたんだ。気づいた時にはその子はどこかに行ってしまって、向き合えないのだろ?恋をして無くすのが怖くて逃げているだけだ。」
意外…。
鷹都から、こんな話が聞けたのもびっくりだけど。
柚夢もまともな時期があったんだ。
しかも、コクられて気づかないって。
恋するのが怖いって。
絶対に見えない。
「だから病気なんだね。」
納得。
「そうだろ?」
「うん。郁人は…。」
自分でも不思議。
なぜか話しちゃいけない気がして。
急に口を閉ざした。