愛玩~夢幻の秘密~

「私も…私も引き取られたとき、神楽の気持ちなんか分からなくて。大嫌いで反発ばかりしていたけど。神楽の気持ちを知った時、罪悪感でいっぱいになったの。こんなに深く愛してくれているのに…私、気づかずに何をしていたんだろうって。」


一瞬、目を閉じると。


言葉が止まった。


そして…


「きっと、鷹都さんは、神楽と同じ気持ちだと思う。嫌われても憎まれても、葵織ちゃんを手放したくなくて…守り抜きたいんだと思う。」


真剣な眼差しが。


言葉と同時にあたしに向けられた。

< 344 / 412 >

この作品をシェア

pagetop