ハチミツ×シュガー



「……うるさいよ、お前たち」


 呆れた顔で彼らを見る皇は、なんだか私の知らない顔をしてる。


「私だったらこんなドSのお兄ちゃんいらないよっ」


 プリプリ怒り始めた洋子ちゃん。
 色々思い出したみたい。


 ――ていうか。

 そんなになるまで何をされたの?



「はぁー。兄貴のカベはデカいな…」

 斉藤くんが静かに席に戻ってきた。



「斉藤!皇の前で楓にデート申し込めるわけないでしょ?」

「……うるせぇ…」

 ゲラゲラ笑う亜衣ちゃんに小さな声で反撃する。



 …て、いうかデートって言った?今。



 気づいた瞬間、


「如月?」


 私の顔から火が出た。



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