ハチミツ×シュガー



 その濡れた瞳に、

 何度でも映して。




 君にアイツが…

 誰かが必要なら、



 俺がずっと傍にいるから。







 ――…だから



「…逃げるな…」




 彼女の席に座り、そっと机に口づけた。




 ……それは、16歳の春の出来事――…




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