ハチミツ×シュガー



 なんて顔で…っ!



 私の顔はかなり急激な温度上昇に耐えきれず、何をどうしたらいいか分からない。

 西城くんは、すでにこちらを見ていない。



 私はゆっくり目線を下げて、頬を机に付けた。




 冷たくて気持ちいい――…。





ガラガラ

「は〜い、みんな静かに!
 授業始めるよ」






 ……授業の内容なんて頭に入るわけない。





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