ハチミツ×シュガー




 窓際に飾られた父さんと母さんの写真を見て……微笑んだ。



『俺達は大丈夫。 だから……安心して』



 二人、天国で安らげるように―――…




「――そうだ。

 俺、光陵を受けることにしたから」

 俺の言葉に彼女は目を丸くする。


 それを見て、「来年も一緒だな」言った俺の言葉に、彼女は微笑んだ。



「高校も一緒に通えるんだね」





 ―――愛しい君。



 前のような甘酸っぱい思いではなくなってしまったけど……

 それでも、君が一番なのは今までも、これからも変わらないよ。






 これからの日々が

 二人に優しく

 温かい日々でありますように………





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