規則の守護者
日が、沈み始める。


峰岡が取引をするという情報を手に入れ、瑞緒はいつものように回収へ向かった。


「園田と美作は、フェンスの監視をしてね。

……私1人では、監視に手が回らない。

頼りにしているわ、だから、お願いします」


いつもは無言で出かける瑞緒。

この日ばかりはちょっと微笑んで、命令ではなくお願いしてみた。



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