レンアイ 韓国年下男の子
仕事は、ほとんど定時に終わる。

6時。

急いで、約束の本屋へ向かう。

今朝会って、夕方食事なんて。

実際には、初めて会ったのは、昨日か。

ええっと。

「ユリさん。」

「あ、カン君。」

「行こう!」

いきなり手をつかんで歩きだした。

あの時と同じだ。

ホームに降ろした時のように力強く手首をつかむと、

すたすたと本屋をあとにした。

「ちょっと。」
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