レンアイ 韓国年下男の子
妹ユキは、私より早く結婚して、子どももいる。

夜連れ出すのは、気が引けたが、この際仕方がない。

ダンナさんは、私に理解があるから?

たまにはいいだろう。

「もしもし。ユキ?」

「何、久しぶり。」

「あのさあ、今度の金曜日、食事でもしない?」

「いいけど、おねえの奢りだよね。」

全く妹というのは、いつでも甘やかされることに慣れている。

「うん。韓国料理だけど。」

「韓国?おねえも、とうとうはまったか。」

「そんなんじゃなくて、ちょっといいお店があるからさ。」

「いいよ。焼き肉?」

「ま、そんなところ。ダンナさんに聞かなくてもいいの?」

「大丈夫。貸しがあるからさ。」

「何よ、貸しって。」

「いいの。」

「お酒飲むから、車で来ないでよ。」

「OK!」

「じゃ、週末。」
< 61 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop