レンアイ 韓国年下男の子
帰りの車の中で、

タカオが、

「ユリ、もしよかったら、また・・・」

「え?」

「また、こうやって会ったりとか。」

「会ったりとか?」

黄色信号で、ゆっくりと止まった。

車の運転の雑な人は、それだけで好きになれない。

タカオの運転は、安心していられる。

そんな、気持ちを察したかのように、

膝のうえに、タカオは手を置いてきた。

細い指だけど、男らしい手。




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