◆意地悪な悪魔、時々王子◆



あたしが先輩と話すようになったのは、きっとあの時だ。



まだ先輩の存在に全く気づいていなかった頃。



多分、気づいてなかったのはあたしだけだったかも…。



高校で初めての体育祭の時。



二年生男子による借り物競走。




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