子猫が初恋提供します。
「にゃあ、膝枕して。膝枕ー。」
「ひっ、ひざまくらっ!?」
…そして朝から絶好調な夜。
夜によってイスに座らされたあたしの傍ににじり寄り、ぺしぺしと膝を叩くその仕草は催促だろうか…。
固まるあたしにニコリと笑いかけると、うんと頷いた。
「だって俺、にゃあのせいで寝てねぇんだもん。だから責任とって俺を眠らせろよ。」
「まったくもってあたしのせいな理由がわからんのですが…」
女の子みんなが見惚れてしまう笑顔で、まるで当たり前だと言わんばかりの夜に微妙な気持ちになるあたし。
「だ、だいたいこんなとこで出来ないし…」
背中にぴしぴしと好奇心に溢れた無数の視線がぶつかってる。
こんなとこでどうしろと……。
戸惑うあたしを他所に、夜がニィと白い歯を見せた。
「大丈夫。俺気にしねーもん。」
「………。」
――――そこは気にしていただきたい。