子猫が初恋提供します。




…で、どうしたかといいますと…。



「………。」



「……っ」



呆れたような半目で、蓮があたしを見てる。



いや、正確には



「…夜さん…?ぼちぼち下りたいんですが……」



「却下。」



夜の膝の上に座るあたしと、めちゃくちゃ上機嫌の夜を見てる。



「~~~っ。」



つーか、みんな見てる。



そりゃ見るよねぇっ!!?



「~~~っ!…もぉ、無理だよーーっ!夜っ!離れてぇ!」



これ以上はたえられーーーんっ!!



あたしはぐいっと夜の胸に手を突っ張った。



「やだ。……何で?」



「………!」




…膝枕は絶対に無理!と突っぱねるあたしに対して、『…なら、ダーリンのお膝においでー』と…あたしの腰に腕を巻きつけ、そのままぐっと引かれたあたしはあっという間に夜の膝の上。



何を言っても夜はあたしをけして離してくれなくて、ちょっと面白がっているような色っぽく細めた瞳で見つめてくる。



当然あたしは顔から火が出そうなくらい真っ赤になった。



「…う~…っ!」



思わず、腕を交差して顔を隠す。



そしたら、それを見ていた夜は…



「~~~っ!…可愛い……!」



そう言ってますますぎゅうぎゅう抱きしめた。



「だから…っ!ちがぁーう……っ!!」



離れてほしいんだってばーーっ!!?



もがいたって男の子の腕の力は強い。



あたしは真っ赤な顔のまま…ドキドキ弾け飛びそうな心臓も相まって、……もうぐったりです……。









< 119 / 256 >

この作品をシェア

pagetop