子猫が初恋提供します。
…で、どうしたかといいますと…。
「………。」
「……っ」
呆れたような半目で、蓮があたしを見てる。
いや、正確には
「…夜さん…?ぼちぼち下りたいんですが……」
「却下。」
夜の膝の上に座るあたしと、めちゃくちゃ上機嫌の夜を見てる。
「~~~っ。」
つーか、みんな見てる。
そりゃ見るよねぇっ!!?
「~~~っ!…もぉ、無理だよーーっ!夜っ!離れてぇ!」
これ以上はたえられーーーんっ!!
あたしはぐいっと夜の胸に手を突っ張った。
「やだ。……何で?」
「………!」
…膝枕は絶対に無理!と突っぱねるあたしに対して、『…なら、ダーリンのお膝においでー』と…あたしの腰に腕を巻きつけ、そのままぐっと引かれたあたしはあっという間に夜の膝の上。
何を言っても夜はあたしをけして離してくれなくて、ちょっと面白がっているような色っぽく細めた瞳で見つめてくる。
当然あたしは顔から火が出そうなくらい真っ赤になった。
「…う~…っ!」
思わず、腕を交差して顔を隠す。
そしたら、それを見ていた夜は…
「~~~っ!…可愛い……!」
そう言ってますますぎゅうぎゅう抱きしめた。
「だから…っ!ちがぁーう……っ!!」
離れてほしいんだってばーーっ!!?
もがいたって男の子の腕の力は強い。
あたしは真っ赤な顔のまま…ドキドキ弾け飛びそうな心臓も相まって、……もうぐったりです……。