誰よりも愛する君へ
「あのー、じゃあなぜ海に行くんですか?」

「俺の兄貴のダチの人がレストランやってんだけど、今日ちょうどパーティーやるからって」

「じゃあ・・アタシ邪魔じゃないかな?あかの他人やし・・・」

「ええって!心配せんといて!パーティーは多い方が楽しいし」

「でも・・・」

「ほんまええって!」

薫はそう言って鏡越しに笑った。

「薫がそう言っとるんやで、一緒に行こ!」

梨華はそう言ってアタシを納得させて話しを変えた。
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