誰よりも愛する君へ
日曜日ーーーーーー

この前と同じ場所で待ち合わせをした。

この前は遅れて来た薫だったけど今日はアタシよりも早く来ていた。

「ハル、おはよう」

「おはよう」

薫はこの前よりも何倍も爽やかだった。

「ここじゃ何だし・・・どっか行く?」

「うん」

アタシ達はそう言って車に乗った。

「どこ行く?」

「山?」

「別にええけどなんで?」

薫はゆっくりと車を出した。

「何となく・・・・・・」

「ハハハッ。ハルは気まぐれやね」

「別にどこでもいいよ」

アタシがそう言うと薫はまた、ハハハッて笑った。

「分かった。俺、凄く風景がええ公園、知っとるんよ。そこでええ?」

「うん」
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