誰よりも愛する君へ
目的地のショッピングモールに着く頃には太陽はどっぷりと地平線に沈んでいた。

「すっかり日が沈んじまったな」

「うん」

季節的に不釣り合いな人混みにアタシは少し唖然としていた。

「さーてと何を食いますか?」

「クレープ!アイスクリーム!」

アタシが指を折りながら数えていると薫が苦笑しながら言った。

「ハル、全部お菓子やん!飯食おう」

「ゴメン。つい癖で・・・」

アタシが薫の真似をすると薫がまたアタシの頭をこついた。

「じゃあ、飯屋探さないとな」

薫はそう言ってアタシの前をずかずかと歩いて行った。
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