龍娘、走る!
仕事が終わったら早く帰って、熱い風呂にでも入ってさっさと眠りたいのに。

「今日でないといかんのか?」

「いかん。今日必ず寄れ」

「正月休みに入ってからでもいいではないか」

「正月は俺がこはくと夫婦水入らずで過ごすのだ。空気を読め」

お前こそ空気を読め、嫁馬鹿。

「来なければ斬る。わかったな?」

言うだけ言って歩いていく体育教師。

「くっ…!」

こっちはまだ本日の報告書もあげなければならんというのに。

龍娘の拳がミシミシと硬く握り締められた。

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