夜光虫
雫と話して、雫に付き合っている人がいないと聞いて私は意外だと思った。


こんなに綺麗で何でも揃ってる人でも彼氏がいないんだな~と思った。


確かに雫は毎日仕事が忙しくて残業も多く、恋をしているヒマも無いのかもしれない。


心のどこかでホッとしている自分がいた。


それが何故だかは分からなかった。


私達は同郷なので、忘年会同様故郷の話で盛り上がった。


同じN町出身なので小・中学校は同じだった。


ただ、年が離れているので雫の教わった先生は全く分からなかった。


この時私は雫が34歳で、私より13歳年上だということを初めて知った。


雫の高校は以前は女子高だったけど、今は共学になっていた。


それでも県内一の進学校には変わりなく、私は改めて雫を尊敬した。
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