夜光虫
その夜、雫にお風呂を借りて、初めて一緒に眠った。


女同士とはいえ、私は少しドキドキしていた。


雫は背が高くて綺麗で、私の憧れの女性だったから。


雫が右側に寝て、私がその隣に寝た。


ダブルベッドなので二人で寝ても全然平気だった。


何から何まで私とは違うー。


隣で眠る雫の横顔は、会社で見る通り美しかった。


シャープなラインに鼻筋が通っている。


それが今はこんなにも近くて、手を伸ばせばそこにある。


私は雫の美しい横顔をずっと見ていたかったけど、シャンパンとその後に飲んだワインが回ったのだろうか。


すぐに眠りに落ちてしまった。


雫が私の顔にかかった髪を払ってくれたのも気付かなかった。
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