†穢れなき小鳥の殺し方†


「俺が誘ってんじゃねぇよ。お前のママから誘ってくんだよ」

「断ってください」

「はぁ?なんで俺がそんな事――」

「お願いします!!」


そいつは俺の前でガバッと頭を下げた。


その光景に、

俺は目を細めた。




――まだだ。

まだ、足りねぇ。


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