俺様王子の初恋
─────そう、
私が今落とされたのは
あの古いソファの上。
必死に顔を隠している間に
いつの間にか旧校舎まで
来ていたらしい。
・・・・・なんて、気を
逸らしてみたものの
相変わらず色気を漂わせる
彼に一瞬で現実に引き戻される。
「 なに? 」
私を見下ろす彼は目を細めて
妖しく口角を上げる。
そんな表情の変化にさえ、
胸が高鳴る。
「 ~~~~っも、無理です! 」
心臓が痛いくらいに速く動いて
喉がつまってうまく息ができなくて、
小さいながらも”苦しい”ことを
必死に伝えた。