名前の無い物語
海と吉野に別れを告げて
少女は二人の後をずっと眺めていた
「…彼等が、選ばれし者…。」
少女は、そう呟いて
携帯である人物に電話をかける
2コール目で、相手に繋がった
「…会ったよ、鍵の人物に。」
今回の物語の、鍵になる人物
運命のスプーンに選ばれた、選ばれし者達
「言われた通りに事は進んでるみたい。これから第2段階に入るよ。」
少女はそう言って
電話を切る
二人が通っていった道をもう一度見て
「…上手くやってるみたいだね、柚歌ちゃん。」
少女ーー仲村寧々音はそう呟いた