名前の無い物語
「…結構この時計台って高いんだな。」
階段を登りながら
海は溜め息を吐いた
少女にこの場所を聞いて
時計台に辿り着いて、隅々まで探した二人
残るは、時計台の最上階のみとなった
「上っても上っても段差が消えない。」
「吉野の言う通りだな。この階段、本当に終わりがあんのか?」
随分長い時間上っている気がする
二人は顔を見合わせてまた溜め息を吐いた
文句を言ってもしょうがない
諦めて登り始める二人
ようやく最上階に辿り着いた
「あー、やっと着いた…!」
「無駄に体力使ったぜ…。あ、柚歌!!」