名前の無い物語
「…。」
吉野は悩んでいた
右手に握られたレタス
左手に握られたレタス
どっちが新鮮なんだろう…?
そんな事を、かれこれ8分も悩んでいた
んー、どっちでも一緒かな?
てか、レタス何に使おう…
冷蔵庫に今日の晩飯分はあったと
吉野はようやく気づいた
レタスを元の場所に戻し、何事もなかったかのように店を出る
イヤホンをつけて、音楽プレイヤーの電源を入れる
いつもの音楽が耳に流れ込んで来た
慣れた道を歩く
いつもと変わらない光景
「キャー!」