恋memory


「あんたに何が分かる・・・」


家庭事情・・・・????
教師とか、名だけの物に
何が分かるんだよ!!!


「おいー。
俺のことあんたなんて言うなよー。
一応先生だぞ。
お前のこと心配してんだぞ」


あんたドンだけノー天気なんだよ・・・。


「心配???
何それ、食えんの???
俺の将来とやらに首突っ込むなよ・・・。
自分の事は自分で決める!」


ポカンとした間抜け面の教師を置いて
歩き出す



いつもの俺の好きな場所に向かう・・・。
廊下は俺の足音しか聞こえない

みんな部活に行ったみたいで、
ほとんど生徒がいない


ある、部屋の前に止まり
回りに人がいないことを確かめる。

別にばれたらヤバイ事じゃないけど
自然とそういう癖が付いた・・・・

ズボンのポケットから鍵を取り出し
鍵穴にさす

カチャッ

毎日の用に聞いている音なのに
いつもゾワッとする


戸を開けるとやっぱりいつもの場所

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