恋memory
教室の半分くらいの部屋・・・
長い机が二つあり、いすが四つある
それらを囲う用にして本棚がズラッと
並んでいる
本棚にはぎっしりと歴史の書物や
外国の方の物語などたくさんの本がある
他の人から見たら、ただの
小さな図書館の用にしか見えないだろう
けど、俺はこの部屋を見るたびに
ほほえんでしまう
そう、ここが俺の好きの場所
ここの高校に入学した頃に見つけた
教師に、使いたいと申し出たら、すんなりと
OKが出た
この部屋には特に名前などない
つける理由なんてないし、つけたところで何かが
変わるわけでもないから・・・・
ここでは、いつもこの部屋の本を読んだり
音楽を聞いたりしている
ここにいると、嫌なことを忘れることができる
いつものように、本を開き読む
自分の世界に入るため集中する
30分くらいたっただろう
でも・・・・なんだか違うきが・・・・
・・・・・・・・・・ん????
何でだ??
いつもなら入れる、自分の世界
なのに、何で・・・・
今日は入れないのだろう
くそっ・・・
舌打ちをすると、部屋に響いた