「そっか…ありがとね、姉さん」

「うん」


手紙のことをお見舞いに来た、伊織に話した。
母さんの気持ち分かったから。
これからは、母さんに感謝して生きるよ!


「最近の調子、どうなの?」

「大分、楽…だよ」

「よかったな♪また、デート!」


…楽…じゃない…よ…。
だんだん、話してるのも辛いんだ。
疲れてきちゃうから。
今も結構…疲れてて怠い。


「…今まで…ありがと、みんな♪」

「いきなりどうしたんだよ!」

「毎日お見舞いに、来てもらってるからさ」

「気にしないで!」

「うん。好きで勝手に来てんだから」

「そーだぜ。お前だけに、辛い思いさせねぇよ」


みんなのバカ。
そんなこと言うなよ…。
悲しくなるじゃん…っ。
バカ。
…バカァ…。


「え、なんで泣いてんの!?」

「う、嬉しいから、だ…バカ!」

「泣き虫紫苑…チュ」

「「うわ〜…見せつけきたー」」

「バカ…律…っ」
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