遠距離恋愛
あの衝撃的な日を境に、あたし達スタッフとケータは仲良くなった。



ユウキはケータより二つ年上だった。進路等で忙しくなった為、あまり店に顔をださなくなった。

それでもケータは一人で毎日店へきた。


スタッフとも打ち解け、学校帰りにきては夜ご飯くらいの時間に帰宅していった。


店にずっといるわけじゃなく、外に出ていって他店を見てきたり、ブラブラして戻ってきたり。


まるで第二の自分の部屋のようにここで寛いでいた。



それが2年経過してもなお続いた。


その間、あたしは違うモールにある店舗に移動したりと、ケータに関わる時間が無いときもあった。

そして、スーサイドモール店の店長が辞め、あたしは店長に任命されまたこっちへ戻ってきた。




それからだろうか。あたしとケータの仲がより良くなっていったのは…



ケータ、高校三年の17歳。エーコ、22歳。



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