遠距離恋愛
「ありがとう、エーコちゃん。」
ケータも夜景から目線をそらす事なく話す。

「寂しいけどね〜」

あたしは小さく笑った。寂しいのも事実だから…

「エーコちゃんなら、大丈夫!!強いんだから!!俺、一回り大きくなって帰ってくるから…」

「…くるから?何?」

あたしはわざと急かしてみる。

「え?何が?」
ケータは慌てて笑う。座り込んで頬杖をつく。

「ケータく〜ん。ここに来たら言うことあるでしょ?『秘密』!」

「エーコちゃんから言ってよ!『秘密』!」

もう!ケータは情けないなぁ!男でしょ!


「ケータ君が言うの!!」

あたしは、ケータの頭を小突いてみせた。

「わかった!だけど場所を移動しよう」

ここは、広い場所とはいえ、夜景を見てる人が何組か居るから恥ずかしいようだ。

「OK。移動しよっか」
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