遠距離恋愛
ケータは色々思い返すように呟き始めた。

「俺、ずっと好きだったんだ。二年は想い続けてたよ。片思い。ずーっと片思い。」

ケータは意地悪な目付きであたしをチラ見する。

「え?二年?!そんな前から!?」

驚きを隠せない。思わず飛び上がるとはまさにこの事。

「やっぱりね。俺が二年も片思いしてたの気付かなかっただろ?どーせ俺だけだもんね。」

少しすねた顔したケータは、煙草に火をつけた。

「そりゃ…まさか二年も想ってたなんて気付かなかったよ。ごめんね。」

なんだか申し訳なくて、指をいじりながら呟いた。

「いや、仕方ないよ!気にしてねーから大丈夫!!」

ケータは煙りを夜風に流し、口笛を吹く。

「ずっと一人で悩んでたの?」

あたしはケータと色々ぶっちゃトークを始めた。


「いや、一人にだけ相談してたよ。ユウキにね。」
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