間違いだらけの殺人
それでも彼は、

「この空間が好きなのだ」
と言い、
気に入りのソファーで、
自分の好きな音楽を聴きながら
スコッチを飲んでいた。

ひょっとして

「彼の家は、あまり
片付いていないのかしら?」

と余計な空想を働かせたこともあった。

私の中での自己満足・・・

つまらない優越感・・・

あまりにくだらない空想に
呆れた。


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