【短編集】君に届いてほしいから─冬─





「おーい、大丈夫?」


あー…たまごサンドを追いかけて落ちたのか…。
俺はそれを拾って彼女に近づく。



「あれっココアちゃん!?」




大和もやっと気づいたみたいでそっと体から離す。



「えっ?」




……バカ。
その名前で呼ぶなよ……。




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