【短編集】君に届いてほしいから─冬─





「………どうして私の名前知ってるんですか?」



彼女は訝しげに眉をひそめる………けど。


状況を読み切れてないのは俺と大和もだ。



「ココア大丈夫っ!?!?」


首を傾げる俺達のところに彼女と同じ1年の赤いリボンをつけた女子が降りてきた。




たぶん彼女のことをココアとよびながら。




< 48 / 84 >

この作品をシェア

pagetop