【短編集】君に届いてほしいから─冬─
「編集委員。」
1つ、
「え?先輩2年生ですよね?あ、学年文集かあ…」
また1つ、
「そう。」
言葉を紡ぐ。
「あの、先輩!」
意外とよく喋る人なんだ、とか気づいたこともたくさんあるけど。
「名前…教えてくださいっ!」
当たり前のようにこうして話してるのが不思議。
…こうゆうとこアイツと彼女はよく似てる。
「並木由宇。」
俺が勝手に隔ててる壁を壊す…というかそもそも気づかないで話しかけてくるんだよね。