君とこんぺいとう
「茜の話って何だったんだ?」
帰りの車の中で隼人に聞かれた。
「秘密。女同士の話だから」
私は窓の外を見ながらつぶやいた。
「何だそれ。気になるな」
隼人は運転しながらも私を横目で見た。
(隼人のことだよ、バカ)
私はのんきに言う隼人に何だか腹が立った。
「何が食べたい?」
ふいに聞かれて私は首をかしげる。
「おごるって言っただろ?もう忘れたのか?」
病院までのやりとりを思い出し
私は考え込む。
「食べたいもの…特にない」
「は?特にないって。本当にないのか?」
「うん」
さっきの茜さんの話で
食欲も何もかもなくなってしまったのだから仕方ない。
「じゃ、俺が勝手に決めるぞ?」
「いいよ、お任せする」
そう言って私は隼人を見た。
久しぶりにそばにいる隼人から、私は目が離せなかった。
茶色がかった髪に綺麗な瞳。ハンドルを握る男らしい手。
すべてが懐かしくて触れたくなった。
「そんなに見られてると運転しにくいんだけど。
久しぶりに会ったから見とれてる?」
からかうような隼人の声にハッとして顔をそらす。
「…ちゃんと運転できてるか不安で見てただけ」
「お前…来るときも乗っただろ?
俺、運転うまいんだぞ」
すねたように言う姿がかわいくて
思わず笑った私に隼人は言った。
「よかった、笑ってくれて」
「え…?」
「病室出てから、ずっと暗い顔してたから」
そんなに暗い顔してたんだ、私…。
隼人に言われて、無理やり明るい声で答える。
「そんなことないよ。
何おごってもらえるのか楽しみだな」
「ああ、期待しててくれよ」
隼人はそう言うとにっこり笑った。
帰りの車の中で隼人に聞かれた。
「秘密。女同士の話だから」
私は窓の外を見ながらつぶやいた。
「何だそれ。気になるな」
隼人は運転しながらも私を横目で見た。
(隼人のことだよ、バカ)
私はのんきに言う隼人に何だか腹が立った。
「何が食べたい?」
ふいに聞かれて私は首をかしげる。
「おごるって言っただろ?もう忘れたのか?」
病院までのやりとりを思い出し
私は考え込む。
「食べたいもの…特にない」
「は?特にないって。本当にないのか?」
「うん」
さっきの茜さんの話で
食欲も何もかもなくなってしまったのだから仕方ない。
「じゃ、俺が勝手に決めるぞ?」
「いいよ、お任せする」
そう言って私は隼人を見た。
久しぶりにそばにいる隼人から、私は目が離せなかった。
茶色がかった髪に綺麗な瞳。ハンドルを握る男らしい手。
すべてが懐かしくて触れたくなった。
「そんなに見られてると運転しにくいんだけど。
久しぶりに会ったから見とれてる?」
からかうような隼人の声にハッとして顔をそらす。
「…ちゃんと運転できてるか不安で見てただけ」
「お前…来るときも乗っただろ?
俺、運転うまいんだぞ」
すねたように言う姿がかわいくて
思わず笑った私に隼人は言った。
「よかった、笑ってくれて」
「え…?」
「病室出てから、ずっと暗い顔してたから」
そんなに暗い顔してたんだ、私…。
隼人に言われて、無理やり明るい声で答える。
「そんなことないよ。
何おごってもらえるのか楽しみだな」
「ああ、期待しててくれよ」
隼人はそう言うとにっこり笑った。