黒猫様の飼育法?
「…って、アレ?桐山?」
「あ、お前…」
ラッキーなのかアンラッキーなのか
三人は俺の学校の生徒だった
「とりあえず、手」
「わっ…悪ぃ」
慌てて俺を手放すコイツの名前は
中島 大翔(ナカジマ ヤマト)
明らかに動揺している
「…で?なんだこの格好は。
詳しく説明しろ」
「せっ説明も何も、見たまんまだろ」
「バイトだよバイト」
「給料いいんだよ」
急に口数が増える三人
少しの沈黙
それを破ったのは中島で…
「そっちこそ、なんで世居じゃねぇんだよ
担任はアイツだろ?」
「んー?
俺、いい子だから、自主的に立候補したの」
「勘弁しろよー」
くしゃっとワックスたっぷりの前髪を崩す
