《完》パーフェクトウエディング*社長の花嫁は16歳*
「俺がフランスに留学中に知り合った…同じデザイナーを目指していた橋詰奏太…後に俺の親友となり、秘書を務める男だ。俺は彼を心から信頼していた。
俺も死んだお前のお母さんとは政略結婚だった。俺はその結婚を受け入れるコトが出来ず…他に女を作り、遊び歩いていた。お前のお母さんは本当に俺に尽くしてくれた。俺が浮気をするのは…自分が悪いと責めるくらい…心の優しい…俺には勿体無い女だった。でも俺は…奏太との浮気現場に遭遇。自分の不甲斐なさが招いたコトなのに。俺は二人を責めた…」
「お父さん・・・!?」
「奏太も心の奥にしまっていた感情を爆発させ、二人で乱闘になり、お母さんが警察を呼んだ…。その時、俺に首を絞めていた奏太は殺人未遂で現行犯逮捕。
その後…奏太は拘置所で首を吊って自殺した。まもなく、奏太の子供であるお前をお母さんは妊娠した…」
「・・・」
私の知らない過去の出来事。
受け入れる覚悟をキメたのにーーー・・・
あまりにも衝撃的で、残酷で辛い現実に耳を塞ぎたくなった。
俺も死んだお前のお母さんとは政略結婚だった。俺はその結婚を受け入れるコトが出来ず…他に女を作り、遊び歩いていた。お前のお母さんは本当に俺に尽くしてくれた。俺が浮気をするのは…自分が悪いと責めるくらい…心の優しい…俺には勿体無い女だった。でも俺は…奏太との浮気現場に遭遇。自分の不甲斐なさが招いたコトなのに。俺は二人を責めた…」
「お父さん・・・!?」
「奏太も心の奥にしまっていた感情を爆発させ、二人で乱闘になり、お母さんが警察を呼んだ…。その時、俺に首を絞めていた奏太は殺人未遂で現行犯逮捕。
その後…奏太は拘置所で首を吊って自殺した。まもなく、奏太の子供であるお前をお母さんは妊娠した…」
「・・・」
私の知らない過去の出来事。
受け入れる覚悟をキメたのにーーー・・・
あまりにも衝撃的で、残酷で辛い現実に耳を塞ぎたくなった。