年下のカノジョ~あの子は高校生~
72】2人で歩む道(5):2
≪SIDE:由美奈ちゃん≫


 車で彼のマンションに向かう。



 話したいことはたくさんあるのに、うまく言葉が見つからず、話し出すきっかけがない。



 どうしよう、と思っていたら正和さんが先に口を開いた。

「あの、由美奈ちゃん。
 強引に車に乗せちゃったけど、この後何か予定あった?」


 私は首を横に振る。

「何もないですけど・・・・・・」



「俺のウチに行くよ。
 話があるから」
 
 怖いくらい真剣な顔の正和さん。


 一瞬、私の肩が震える。



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